ソニーの株主総会(2014年)、お土産(おみやげ)の廃止で出席者半減!! [ビジネス]
本日(6月19日)、ソニーの株主総会が
東京都内は品川のグランドプリンスホテル新高輪にて開催された。
所要時間は99分で昨年の115分よりもかなり短く、
出席した株主も前回の1万693人から4,662人へと半減した……どころか、約6割も減という有り様だ。
というのも、今回の株主総会では、昨年までのようなお菓子等のお土産(おみやげ)配布や、
商品展示会場でのミニライブなどが行われないことが事前から判明しており――
> 本年より、株主総会にご出席の株主様へお配りして
> おりましたお土産はとりやめとさせていただきます。
> 何卒ご理解くださいますようお願い申しあげます。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/investors/report2013q4.pdf
――実際に、非常に簡素なものとなった。
同社広報によると、
「経費や出席できない株主との公平性などを考慮し、イチから総会のあり方を見直した」
としているが、例年お土産を期待している出席者からは不満タラタラ。
「PS4(PlayStation4)配れよ」などの不平や愚痴が口にあがっていたという。
なお、過去4年分のお土産は以下のような内容。
・2010年:単3&単4乾電池セットとお菓子
・2011年:充電器セットとお菓子
・2012年:充電器セットとお菓子と映画の鑑賞券1枚と特定のホテルのレストラン10パーセント割引券
・2013年:お茶とお菓子とソニーオリジナルボールペンとクリーニングクロス
実は、ソニーに限らず毎年お土産をもらうことを密かに楽しみにして株主総会に参加する株主も多数おり、
出席者数が激減したのはこの影響とみられる。
「お土産を受け取ると、総会に出席しないですぐ帰ってしまう人が相当数いた」(ソニー広報)
ちなみに、質疑応答において株主からは
「Apple(アップル)やSAMSUNG(サムスン)などの競合とどう戦っていくのか?」
との質問があったが、平井社長は
「ソニーの強みは、1つはものづくりだ。2つめにネットワークサービス、コンテンツ資産がある。それをどう組み合わせるかがソニーらしいサービスだ」
などと強気の回答も、会場では
「そんなに競争力あるんだったら、株主にお土産ぐらい配れってぇの」
などの揶揄もチラホラ。
本日(6月16日)は1,100億もの借金返済期日らしいが、
もはやお土産すら配れないほど財務実態が深刻化しているという現れなのだろうか?
たとえば役員報酬を減らしてでも、見栄を張ってお土産配布ぐらい継続することはできたと思うが・・・
もっとも、平井社長をはじめ役員連中からしてみれば、
「あー、こんなアホどもに罵られる立場なんて、いい加減とっとと早く辞めたいわ!
どのみち俺ら退職金ガッポリでウハウハだしな。
けど、たった年に1度の株主総会で謙虚な風に装って大金ゲットできるんだから、
こんなもん屁でもないわ。お安い御用っていうかさwww」
というのが、彼らの心の中では偽らざるホンネなのかもしれない。